残暑御見舞い
- 真幸 妹尾
- 2023年9月10日
- 読了時間: 2分
9 月も中旬に差し掛かりますが、クーラーにはまだまだ働いて貰わなければならなそうな気がします。皆様どうお過ごしですか?3年の妹尾です。
"大学生!キラキラ夏休み生活✨"を綴ることは他の部員に任せるとして、私は大学の夏休み中に読んだ小説の中からお気に入りを2冊ほどご紹介したいと思います。
『失われたものたちの本』ジョン・コナリー
ジブリ某映画のオマージュ元になっているのではないかと一部では囁かれている小説です。私も某映画を観てからこの小説を読みましたが、劇場で観ただけではよく分からなかった部分が少しクリアになった気がします。
もちろん、この作品単体でもとても面白い小説です。大人になる一歩手前の少年が、旅の中で立ち塞がる障害を克服しながら成長し少しずつ大人になっていく、ある意味で由緒正しい冒険譚といえると思います。皆知っている有名な童話が解釈を変えてリライトされ、物語の中に散りばめられているのも新鮮で面白いです。
『夏への扉』ロバート・A・ハインライン
非常に有名なSF小説なので、読んだことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。
最後のどんでん返しに驚かされるのはもちろんですが、現実味を感じられる書き方がされている点、登場人物が実にいきいきと描かれている点が秀逸であると思います。SF作品が苦手である方(かくいう私もそうですが)にもお勧めできる作品です。
日本人の多くがスマホという文明の利器を手にして以降、その本離れ、書店離れは広く叫ばれるところです。最近新横浜駅へ行った際その上階にある書店に立ち寄ったのですが、その書店は9月末で閉店してしまうそうです。新横浜のような大都会の大ターミナル駅に併設されている書店でさえ経営状態は芳しくないのだろうなと察せられ、書店離れの深刻さを痛感させられました。
みなさんも通勤のお供に、通学のお供に、あるいは旅のお供に、ぜひ本を読んでみてください!

出典:ムーミン公式サイト
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